【悩み】篠笛の音程が低い【2024年追記】

 やり方はあっているけれど考え方が違う

ずっと前に「篠笛の音程が低い」に関して何回か記事を書きました。というのも私はずっと音程が低めに出てしまう人間なので、音程を上げるというか周りの笛や音源などに合わせるのにとても苦労しているからです。

以前の記事は「音程が低い」ラベルから読むことができます。

その際に一般的なことに加えて次のような画像を用いて発音場所について説明しました。

以前使った図。

息を斜めに入れると発音場所が右に移動して笛が短くなると説明していたのですが…、そういうわけではなく、

(手前右から左奥に息を吹いて)左側で発音しても同じようにピッチが高くなるので、説明が間違っていたようです。

唄口が大きくなって音程と音量が上がっていた

楕円形の唄口に斜めに息を入れると距離が長くなって、事実上穴が大きくなっており音程と音量が上がるという方がしっくりきます。

プラスチックの水道管に穴を開けて笛を作った時も、穴を大きくする方が音程と音量が上がっていたのを思い出しました。

カリ吹きで音程を変えるとある程度はコントロールできますが、限界を超えると音色に悪い影響が出るし、やりすぎるとバランスも悪くなり音痴になります。

“唄口を大きく使う方法”なら比較的全体的に上がってくれるので、1に合わせると七が合わない…といったことになりにくいです。

音量を上げたい時も使える技

そういえば他の笛吹の人から以前聞いたことがありました。

笛の唄口は人間が彫ったものなので、完全なる楕円形ではないことが多く、距離が近いところと遠いところがある。音量を上げる必要がある時は一番距離のあるところを吹いて唄口を大きく使うといい、と。

本当に音が大きくなるし、録音して波形を見たらその違いがよくわかります。本当に奥が深いですね。

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