解説 唄用とドレミの篠笛

古典調の笛に対してドレミファソラシドに近い音が出る笛のことを唄用とかドレミの篠笛とといいます。

見分け方は簡単で、穴が等間隔じゃなくて偏っていたり穴の大きさが不ぞろいだと唄用かドレミの笛です。

唄用とドレミ笛が同じ意味で使われることもなくもないのですが、実は結構違います。

結果的に言うと、唄用の篠笛に対してドレミの方がより西洋音階に近い音程に調律されています。

なので本当はドレミの篠笛が欲しいのに間違って唄用の篠笛を買ってしまうとうまくいかないことになります。

中には、完全に調律されていない唄用の笛を自らの技術で音程を調整しポップスにも対応するという主義を掲げているたくさん人もいると思います。

不自然に3の穴が大きくて4の穴が小さくその上偏って配置されているドレミ笛だと音まで不自然になってしまうから、もっと自然な設計の笛を使い微調整は自分でするという思想は理解できます。

しかし今のトレンドとしては、完全に調理された笛を使うのが一般的に思います。蘭情さんや立平さんの笛が重宝される所以です。

唄用の篠笛は三味線と一緒に民謡の演奏をしたい時などにつかうとよりいいのかもしれません。

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