解説 ドレミ篠笛の六穴と七穴について

ドレミ篠笛の種類で六穴と七穴という違いもあります。読んで字のごとく押さえる穴が6個あるか7個あるかの違いです。

まず読み方ですが、「ろっけつ」と「ななけつ」と読むようです。

結論から言うと七穴の方がメジャーです。七穴用に作られた解説書や楽譜も多いので、個人で演奏する分にはどちらでもいいのですが、六穴にしてしまうと若干苦労しそうな気はします。

なぜ七穴のほうが優勢なのかというと、1管の笛で2つのキーを楽に扱えるからでしょう。

シ♭(七メ)に相当する音を、特殊な運指無しで楽にだすことができるので、カバーできる範囲が広くなります。

むしろシ♭を使った調の方がいいという人もいます。

よく八本調子のことを「ハ長調の笛」といいますがむしろ「ヘ長調の笛」といった方があっているという言い方さえできるのです。

七穴篠笛の弱点は1の音が出しにくくて、なかなかいい音にならないことです。ドレミのドなのでその笛の主音と言ってもいいほど重要な音なのにも関わらずです。

そのため8本調子に対するハ長調が敬遠される場合がるのもわかります。

その点、六穴篠笛はしっかり出ます(といっても私は所有してないので聞いた話です^^)。

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